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第一話 テリーの過去

俺の名前はテリー
今世界で起こっているくだらない戦争を止めるために
このクラン「シャドーウィンド」に入った
俺が生まれる前からこの戦争は起きていたらしく
俺は9歳になる二ヶ月前に僕が住んでいた町で
クラン同士の戦争があり、その戦争で友達、親戚、そして両親・・・
ほとんどがこの戦争に巻き込まれて死んでしまった・・・
俺は屋根裏でこの戦争が終わるまでずっと泣きながら隠れていた
途中近くで銃弾や爆発音が聞こえた
それが聞こえる度に震えが止まらなくなり
必死に止めようと自分の腕を抓ったり噛んだりしていた

そして・・・一週間は隠れていたか・・・
涙が出なくなり、考えるのがめんどくさくなり
もう死にたいと思っていた時に助けてくれたのが
このクランの団長「シャドー」さんだ
この時クランの戦争が終わっていたのを確認して
町で生き残っていた人を探していたらしく
俺は運よく見つかった
最初に見つかった時は殺されると思いながらも
その時は死にたいと思っていたので特に抵抗とかしなかった

しかし、その時シャドーさんが言った言葉は俺に信じられない言葉だった
「大丈夫か?もう心配しなくていいぞ」と言いながらポケットに入っていた
パンと水を俺の前に置いて
「腹が減っているだろう、そのパンと水をあげるから食べなさい」
俺はキョトンとした、今聞いた言葉が信じられなかった
俺の両親や友達を殺したクランが食べ物をくれるなんて・・・
しかし、ここで戦争をしていたのはこのクランじゃないとわかり
目の前に置いてあったパンと水を食べ始めた

食べ初めてから少しして安心していたのか
涙がぼろぼろ出てきた
「そうかそうか、怖かったか、もう安心していいぞおじさんがついているからな」
俺はシャドーさんにおもいっきり抱きついた
「おぉっと、そんなに強く抱かなくても逃げないよ」とシャドーさんは言う

シャドーさんの暖かい温もり、しばらく感じてなかった暖かさだった
気持ちが良かったのかこのままシャドーさんに抱きつきながら寝てしまった
そして目が覚めたらシャドーさんのクランの本拠地
そしてシャドーさんの生まれた町「リバーズル」の村であった
ここで色々な事を教えてくれた・・・
武器の扱い方、剣の構え方、壁の上りかた・・・
そしてクランの仲間の人達も教えてくれた

俺の命の恩人でもありシャドーウィンドの団長
「シャドー」さん

強さならシャドーさんにも劣らない副団長の
「シルエック」さん

情報収集が得意な
「エドワー」さん

俺の村で一緒に助けられた
「ガロム」

他にも違う町で両親達を殺され、
シャドーさんに保護され、両親を殺したクランに復讐を誓った人々や
くだらない戦争を止めようとしてクランに入った人々
総勢50人以上である
今日から俺も他のクランと戦える許可が出た
俺も両親を殺したクラン「クロス・エンド」を潰すまでこの戦いで生き残る

そして、このくだらない戦争も・・・・・


第一話END
第二話戦争前のミィーテングに続く

by kazekagezoku | 2005-11-02 20:32  

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